2009年7月8日、パソコン2台から始まった奇跡。17年間、延べ3万人と紡いだ「脳と心を整える」寺子屋の軌跡

2009年7月8日。 「パソコン教室ふじせ」は、わずか2台のパソコンから、ひっそりと産声を上げました。

当時は職業訓練の講師を掛け持ちしながらのスタート。大々的な募集もせず、ただご縁のあった知り合いの方に来ていただく、本当に小さな小さな場所でした。

あれから、17年。 気がつけば、これまでに出会った受講生さんは延べ3万人を超えていました。
下は保育園生から、上は70代後半まで。
年齢も背景も異なる本当にたくさんの方々と机とパソコンを並べ、語り合ってきました。
これほどまでに多様な方々に必要とされるパソコンというツールは、なんて汎用性が高く、可能性に満ちたものなのだろうと、今改めてその素晴らしさを噛み締めています。

数え切れない思い出の中でも、やはり深く心に残っているのは、2016年にMicrosoft Officeの世界学生大会で「日本代表」を育て、送り出すことができたことです。
あの時の感動と興奮は、今でも鮮明に脳裏に焼き付いています。

開室から17年が経ち、時代の変化とともに、パソコン教室というスタイルや取り巻く環境は随分と変わりました。
けれど、どんなに時代が変わっても、思い返せば私の中で「絶対に変わっていないこと」が、たった一つだけあります。

それは、教室を開けてすぐに決意した、ある強い思いです。

「ただパソコンのスキルだけを教えるのは、やめよう」

パソコンという、これからどこまでも進化していくテクノロジーの機械。それを使いこなす「人としての力」を育んでほしい。 当時はその力を「人間力アップ」や「思考力アップ」など、様々な言葉で表現しようと模索していました。

なぜ、そこまでスキル以外の部分にこだわったのか。 それは、教室にやってくる生徒たちとの出会いにありました。

共同生活や学校にどうしても馴染めない。 周囲とうまく関われないけれど、
「自分はパソコンなら得意かもしれない、好きになれるかもしれない」と、一筋の光を求めるようにして出会う方々がいたのです。

そんな彼女、彼らに、ただパソコンの操作方法だけを教えて帰したくはなかった。
パソコンをもっと自由に、自分の翼のように操ってほしい。
そのためには、もっと根源的な部分をサポートする必要があると感じていました。

そして行き着いたのが、

「脳を整える」

ということでした。 実は、教室を開けたばかりの初期の頃から、素晴らしい出会いに恵まれたこともあり、この研究をずっと裏で始めていたのです。

ただのパソコン教室の枠を超え、人が本来の輝きを取り戻すためのアプローチを模索し続けて17年。
長い歳月をかけて、ようやく今、速聴やメタサウンドを取り入れた「ブレインハーモニー」という確かな形として世に出せるまでになりました。この歩みは、パソコン教室として、私自身が本当に誇らしく思っていることです。

これからも、パソコンのスキルアップをお伝えしていくことはもちろん変わりません。
けれどそれ以上に、それらを扱う一人ひとり、特に未来をつくる学生たちの心と脳を整え、誰もが「自分らしく生きやすくなる場所」であり続けたいと強く願っています。

一人ひとりに徹底的に寄り添い、その人の感覚を信じる。 この「寺子屋スタイル」は、これからもずっと、私の真ん中にあり続けます。

17年間、この場所に集ってくださったすべての受講生のみなさま、支えてくださったみなさまに、心からの感謝を込めて。

パソコン教室ふじせ
株式会社アイ.リフル 代表取締役 藤瀬美奈

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